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(C)1998,2000
特報CGI
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第20ステージ モントロー〜パリ・シャンゼリゼ 163km
ランス、ツール至上初の6連覇達成!
パリ・シャンゼリゼへの凱旋。04ツールのフィナーレです。
パリ郊外、モントローという小さな街をスタート。日本で言
えば、埼玉県、熊谷市といったところか…。天候は晴れては
いるのだが、空気は冷たい。気温は23℃ほど。車の窓を開け
っぱなしで走ると寒い。
やはり最終日とあって、前半はのんびりムード。時速30Kmほ
どで、一路パリを目指す。シャンゼリゼでの周回ラップにな
ってから、今日の勝利を望むのか、TVに写ることが目的なの
か、トーマ・ボクラー(ブリオッシュ・フランス)を含む
10人の逃げが形成される。このエスケープは最大で40秒の差
をつかるが、残り2周回でつかまる。最終回、3391Kmのオー
ルラストを賭け、各チームの生き残りスプリンター達の競演
が始まる。今ツール、1勝も挙げることが出来なかったエリ
ック・ザベル(Tモバイル・ドイツ)、ダニロ・ホンド(ゲ
ロルシュタイナー・ドイツ)ら、どうしても勝利が欲しいス
プリンターも先頭付近に。しかし最後、数十メートルで抜け
出したのはトム・ボーネン(クイックステップ・ベルギ
ー)。余裕の、しかし自転車のフレームを股に挟んだ内股ポ
ーズでの万歳ゴールを決めた。彼は第6ステージのスプリン
トも制していて、今ツール2勝目をマーク。これでクイック
ステップチームのステージ勝利は4勝に。
この数秒後、114位でランス・アームストロング(USポスタ
ル・アメリカ)もフィニッシュし、至上初のツール・ド・フ
ランス6連覇を記録した。
さて、この瞬間を現場で立ち会ったわけですが、偉大な記録
を目の前にしても、
今現在は「またか・・・」というのが率直な感想。
でも何年後か先に思い出し、沸々と沸いてくるような類の事
実なのかも、と。
では、今年も3週間のお付き合いをありがとうございまし
た。www.roku-photo.comを立ち上げた手前、今後の更新も以
前よりかは頻繁になると思いますので、また、是非立ち寄っ
てください。井上六郎
今日のステージ順位(103着まで同タイム)
1,トム・ボーネン(クイックステップ・ベルギー)
2,ジャンパトリック・ナゾン(AG2R・フランス)
3,ダニロ・ホンド(ゲロルシュタイナー・ドイツ)
4,ロビー・マキュアン(ロットドモ・オーストラリア)
5,エリック・ザベル(Tモバイル・ドイツ)
6,ジミー・カスペ(コフィディス・フランス)
7,ステュアート・オグレディ(コフィディス・オーストラリ
ア)
8,バーデン・クック(FDJ・オーストラリア)
総合順位
1,ランス・アームストロング(USポスタル・アメリカ)
2,アンドレアス・クレーデン(Tモバイル・ドイツ)+6分19
秒
3,イバン・バッソ(CSC・イタリア)+6分40秒
4,ヤン・ウルリッヒ(Tモバイル・ドイツ)+8分50秒
5,ホセ・アセベド(USポスタル・ポルトガル)+14分30秒
6,フランシスコ・マンセボ(イリャスバレアレス・スペイ
ン)18分1秒
7,ゲオルグ・トートシュニッヒ(ゲロルシュタイナー・オー
ストリア)+18分27秒
8,カルロス・サストレ(CSC・スペイン)+19分51秒
9,リーバイ・ライプハイマー(ラボバンク・アメリカ)+20
分12秒
12,クリストフ・モロー(クレディアグリコール・フラン
ス)+24分36秒
13,ウラジミール・カルペツ(イリャスバレアレス・ロシ
ア)+25分11秒
15,リシャール・ヴィランク(クイックステップ・フラン
ス)+28分11秒
17,ジルベルト・シモーニ(サエコ・イタリア)+29分0秒
122,ロビー・マキュアン(ロットドモ・オーストラリア)+
2時間59分18秒
各ジャージ
マイヨ・ジョーヌ(総合1位)
;ランス・アームストロング(USポスタル・アメリカ)
マイヨ・ベール(スプリント賞)
;ロビー・マキュアン(ロットドモ・オーストラリア)
マイヨ・アポワルージュ(山岳賞)
;リシャール・ヴィランク(クイックステップ・フランス)
マイヨ・ブラン(新人賞)
;ウラジミール・カルペツ(イリャスバレアレス・ロシア)
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